一人暮らしで、ものがなかなか見つからないと家に誰か入ったんじゃないか?と不安になったことありませんか?
実家にいた頃はあまり気にしていなかった防犯対策も、一人暮らしを始めると急に気になるようになりました。
特に怖いのが、空き巣などの侵入犯罪です。
警察庁によると、2025年には住宅を対象とした侵入窃盗が17,152件認知されており、決して他人事とは言えません。
これは1日に46件にも上ります。また、認知されていないものも含めるとそれ以上かもしれません。
そこで今回は、自分が実際にやっていることに加えて、警察庁などの情報を調べながら、
- 玄関・鍵まわりの防犯
- 窓の防犯
- 在宅しているように見せる工夫
- 貴重品の管理
- 一人暮らしの物件選び
など、一人暮らしでも始めやすい防犯対策をまとめました。
「防犯って何をすればいいの?」という人は、できるところから取り入れてみてください。
一人暮らしの防犯でまず意識したいこと
防犯対策というと、防犯カメラや高価なセキュリティ設備を思い浮かべるかもしれません。
でも、必ずしも大がかりな設備を用意する必要はありません。
大切なのは、
「侵入するのに時間がかかる家」にすること。
警察庁の「住まいる防犯110番」では、侵入に5分かかると約7割の侵入者が諦めるというデータが紹介されています。
つまり、完全に侵入を不可能にするというより、
「この家は面倒そうだ」と思わせること
が防犯の基本になります。
そのためにも、まずは鍵や窓など、侵入されやすい場所から対策していくのがおすすめです。
玄関・鍵まわりの防犯対策
一人暮らしなら、まず確認しておきたいのが玄関です。
警察庁も、玄関をツーロックにすることや、防犯性能の高い建物部品を使用することなどを推奨しています。
賃貸でも取り入れやすい対策としては、次のようなものがあります。
補助錠を取り付ける
玄関の鍵を1つから2つにすることで、侵入に必要な手間を増やせます。
工事不要で取り付けられるタイプもあるので、賃貸住宅でも導入しやすいのがメリットです。
ただし、賃貸の場合はドアに穴を開けるなどの加工が必要な商品は避け、管理会社や大家さんに確認してから取り付けるようにしましょう。
サムターンカバーを取り付ける
玄関ドアの内側についている、鍵を開け閉めするつまみを「サムターン」といいます。
この部分を保護するのがサムターンカバー。
玄関の防犯対策を強化したい場合に検討したいグッズの一つです。
ドアスコープをカバーする
ドアスコープは、室内から外を確認するためのもの。
一人暮らしなら、知らない人が訪ねてきたときに、いきなりドアを開けるのではなく、まずドアスコープやインターフォンで確認する習慣をつけておきたいところです。
警察庁も、訪問者に対して不用意にドアを開けず、ドアスコープやインターフォン越しに確認するよう呼びかけています。
【賃貸でも使いやすい防犯グッズをチェック】
また、玄関対策については以下の記事で詳しく説明しています。

窓の防犯対策も忘れない
一人暮らしだと玄関ばかり気にしてしまいがちですが、窓も重要な防犯ポイントです。
警察庁によると、住宅への侵入では窓が主要な侵入口の一つで、特に一戸建てや3階建て以下の共同住宅ではガラス破りが多いとされています。
そのため、窓にもできる範囲で対策しておきたいところ。
窓用補助錠
手軽にできるのが窓用の補助錠。
クレセント錠だけに頼らず、もう一つ鍵を追加することで、侵入に必要な時間や手間を増やせます。
防犯フィルム
窓ガラスには、防犯フィルムを貼るという方法もあります。
ただし、商品によって性能が異なるので、「防犯フィルムなら何でも同じ」と考えず、防犯性能を確認して選ぶことが大切です。
警察庁も、ガラス破りへの対策として補助錠、防犯フィルム、防犯ガラスなどを挙げています。
【窓用の防犯グッズをチェック】
一人暮らしでも取り入れやすい防犯グッズ
ここまで紹介した対策をまとめると、こんな感じです。
| 防犯グッズ | 対策できること | 特徴 |
|---|---|---|
| 補助錠 | こじ開け・侵入対策 | 工事不要タイプなら賃貸でも導入しやすい |
| サムターンカバー | サムターン回し対策 | 玄関内側のつまみを保護 |
| ドアスコープカバー | 覗き見対策 | 安価で手軽に導入しやすい |
| 窓用補助錠 | 窓からの侵入対策 | 玄関とあわせて対策したい |
| 防犯フィルム | ガラス破り対策 | 窓ガラスへの対策として検討できる |
※賃貸住宅の場合、取り付け前に管理会社・大家さんへの確認が必要な場合があります。
在宅しているように見せる工夫
防犯対策として、自分が意識しているのが**「留守だと悟られにくくすること」**です。
例えば、夜間に玄関まわりの照明がついているだけでも、外から見たときの印象は変わります。
ただし、
「照明をつけっぱなしにしておけば防犯になる」
と断定するのではなく、あくまで複数ある対策の一つとして考えるのがおすすめです。
ほかにも、
- 長期間家を空けるときは郵便物を溜めない
- 洗濯物を長時間外に干したままにしない
- SNSで旅行中などと分かる投稿をリアルタイムでしない
- 宅配ボックスに荷物を長期間放置しない
など、留守を悟られにくくする工夫もあります。
警察庁も、長期不在時には郵便物や新聞などの配達を止めることを防犯対策として挙げています。
貴重品は「見つけられにくい場所」に
防犯対策をしていても、侵入被害を完全にゼロにすることはできません。
そこで意識しておきたいのが、貴重品の管理です。
財布や現金などを、外から見てすぐ分かる場所に置かない。
これだけでも、万が一侵入された場合の被害を抑えられる可能性があります。
ただし、貴重品を「絶対に誰にも分からない場所」に隠すことを考えるより、
そもそも自宅に多額の現金を置かない
ことの方が重要です。
警察庁も、自宅に多額の現金を保管せず、金融機関の預貯金などを活用するよう呼びかけています。
一人暮らしの物件選びでも防犯性は変わる
これから一人暮らしを始める人なら、物件選びの段階から防犯を意識するのもおすすめです。
例えば、
- オートロック
- モニター付きインターフォン
- 防犯カメラ
- 2階以上
- 管理人がいる
- 周囲から室内が見えにくい
- 玄関や窓の鍵がしっかりしている
など。
もちろん、これらが揃っていれば絶対安全というわけではありません。
実際、警察庁は共同住宅でも「無締り」による侵入被害が多いと紹介しています。
設備だけに頼るのではなく、毎日の施錠や訪問者の確認といった基本的な習慣も重要です。
一人暮らしだからこそ「知らない人を簡単に家に入れない」
個人的には、グッズ以上に大切だと思っているのがこれです。
知らない人が訪ねてきても、すぐにドアを開けない。
宅配便などでも、インターフォン越しに確認してから対応する。
特に最近は、宅配事業者を装った強盗なども問題になっているため、少しでも不審に感じた場合は無理に対応しないことが大切です。警察庁も、訪問者はドアスコープやインターフォン越しに確認し、不審に感じた場合は110番通報するよう案内しています。
「せっかく来てくれたのに申し訳ない」と考える必要はありません。
自分の安全を優先する。
一人暮らしでは、この意識を持っておくことが大切だと思います。
まとめ|一人暮らしの防犯は「侵入されにくい環境」を作る
一人暮らしの防犯対策は、何か一つだけやれば安心というものではありません。
今回紹介したように、
- 玄関に補助錠を取り付ける
- 窓にも補助錠を取り付ける
- 防犯フィルムなどを検討する
- 訪問者をすぐに家へ入れない
- 長期不在を悟られにくくする
- 貴重品を適切に管理する
- 物件選びの段階から防犯性を確認する
など、複数の対策を組み合わせることが大切です。
特に警察庁が紹介している「侵入に時間をかけさせる」という考え方は、覚えておきたいポイント。5分以上かかることで約7割が諦めるというデータもあります。
いきなりすべて揃える必要はありません。
まずは**「ちゃんと施錠する」「知らない人に不用意にドアを開けない」**といった基本から。
そのうえで、補助錠や防犯フィルムなど、できるところから少しずつ対策していけばいいと思います。
一人暮らしだからこそ、自分の安全を自分で守るための準備をしておきましょう。


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